日本初のアルパカイベント「アルパカグリーンチル」イベントレポート

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こんにちは、群れなすアルパカ編集室のザリガニごりんです。
11月14日(日)に岐阜県大垣市、大垣公園で開催されたアルパカグリーンチルに行ってきました!
「アルパカと公園でのんびり過ごす特別な時間」の名の下の、日本初!?公園でアルパカとふれあいができるイベント。長野県にある八ヶ岳アルパカ牧場からアイドルアルパカのサツキちゃんと岳くんがやって来て、当日は人だかりの大盛況!また会場では、アルパカ雑貨やアルパカの毛でできたニット製品の販売、アルパカクッキーや美味しいコーヒーのお店も出店していました。会場にはDJブースもあり、音楽と美味しいコーヒーを片手にベンチに座ってのんびりアルパカを眺める人も。
天気にも恵まれ、紅葉真っ盛りの空の下、子どもも大人も愛らしいアルパカを見よう、ふれようと集まっていました。今回はイベントを企画した、群れなすアルパカ編集室の編集長であり、アルパカ雑貨sunokko design作家、なめみそさんにお話を伺いました。(photo by pacamera)

アルパカへの熱い気持ちが地元にアルパカを呼んだ

ー 今回なめみそさんの地元大垣市にアルパカを呼ぶことになった経緯を教えてください。

なめみそさん:きっかけは私が所属している大垣のまちづくりの団体・一般社団法人大垣タウンマネジメント(今回のイベントの主催)の仲間が「アルパカを呼ぶイベントやったら?」と話をもちかけてくれたことでした。それまで大垣のまちの仕事として、アルパカのイラストの出生届をデザインしたり市役所にアルパカのパネルを置いて写真スポットをつくったり、子育て支援センターさんの壁面にアルパカを飾ったりとさせていただいていました。「なんで大垣にアルパカ〜?」とイジられつつ、まちの皆さんがアルパカかわいいねと受け入れてくれていて。でも大垣に本物のアルパカはいないので、いつか連れて来られたらなーと淡い想いをいだいていたこと、そして自分の生まれ故郷に大好きなアルパカが来てくれたら最高だな!という2つの想いが重なって「やる!やります!」と即答しました。
今回、おおがきクリエーターズパークという毎年とても賑わうイベントと同時開催となりましたが、主催が別の団体だったため、最初は別日にと考えていました。ですが「一緒にやろうよ」ともちかけてくださり、とても大きなイベントの中でスペースを割いていただけることになりました。

なめみそさんが積み重ねてきたお仕事が大垣をアルパカのまちにしてきたんですね。個人的にはアルパカの出生届や支援センターのある大垣市が羨ましすぎます。おおがきクリエーターズパークもハンドメイド品や食べ物などたくさんの出店があり、歩いているだけでも楽しい、とても魅力的なイベントでした。

今回初めての出張ふれあいを担当する1歳の岳くん

たくさんの人に伝わったアルパカの魅力!

ー当日なめみそさんは今回ご自身のsunokko designのお店に立つだけでなく、アルパカとのふれあいの受付もされていましたね。間近で感じた来場者の反応はいかがでしたか。

なめみそさん:アルパカとのふれあいを有料ゾーンにして、密にならないよう整理券を配布したのですが、イベント開始前の9時半から受付を始めて11時には全枠埋まったんです。楽しみにして来てくださっていたんだなあと驚きと嬉しさでいっぱいでした。柵の外からも常にたくさんのお客さんがアルパカを見て、たくさん写真や動画を撮って楽しんでくれていました。
ふれあい体験のお子さんたちは優しくアルパカを撫で、「ふわふわだね!」とその毛の柔らかさに驚きつつ嬉しそうでしたし、大人もツーショット写真を撮っていました。さすがアルパカの魅力は老若男女に刺さるなあ〜と改めてその凄さを実感しました。
「アルパカを初めて見たけどこんなに可愛いと思ってなかった。」とか「アルパカを見たことあるけどこの子達は特別可愛い」と大絶賛の声もありましたよ。

ー アルパカを見る人触る人、皆さんいい笑顔をされてましたよね。ふれあい体験も柵がない状態で近くで触れる最高のシチュエーションでしたし、今回でアルパカファンになった方も多いでしょうね

受付をするなめみそさん
どっしり構えて貫禄のあるさつきちゃん

人もアルパカも「のんびり」過ごせるイベントを目指して

ー アルパカグリーンチルを開催するにあたって苦労した点はありますか?

なめみそさん:コロナ禍での開催で、いつ中止になるか分からないという不安が常にありました。その精神状態で最善を尽くして準備するというのはなかかきついものがありましたね。まず野外イベントの主催の方は皆思うことなんですが、「お天気」です。毎日毎日天気予報を見てはハラハラしていました。2週間前位から予報を見つつ「当日は晴れそうだ。」と確信して、そこからコロナ対策を織り交ぜたふれあい体験のレギュレーションを組み立てていきました。そして気を配ったのはやはりアルパカのことです。八ヶ岳の子達はふれあいに慣れているとはいえ知らない土地だし、岳くんは今回出張ふれあいは初めての経験。なるべく負担をかけない方法を飼育スタッフの井手さんと話し合いながら決めました。八ヶ岳さんもイベントでふれあいイベントの経験はあるものの、今回のように柵の中に入ってふれあうパターンは無かったことから、お互い初めて同士で不確定要素や未知の部分が多く、「現場で見て決めましょう。」ということも多かったです。ふれあいゾーンの広さ、柵との距離、お客さんのふれあいの持ち時間や、ふれあいゾーンの定員数などを読み、おおよそその通りに進められたので良かったです。

ー コロナの状況も落ち着き、素晴らしい秋晴れでイベント日和でしたよね。アルパカ達もお昼休憩があって、ストレスを減らすようよく配慮されているなと感じました。あとイベントのかわいいアルパカ看板や公園内の張り紙、ホームページも全てなめみそさん書き下ろしでしたよね。運営だけでなくデザインの方も本当に全力尽くしてるなと感動しました。

[アルパカグリーンチル WEBサイト]

仲間がいてくれたこそのアルパカグリーンチル

ー 話は戻って、先程お話しされた来場者の反応は大きな喜びだったと思いますが、他にも嬉しかったことがあれば教えてください。

なめみそさん:イベント責任者として、全て自分で決めたり手配したりするのがとても不安で大変だった中、周りの方が力添えをしてくださったことですね。会場の設営では大垣タウンマネジメントの皆さんが前日から手伝ってくれ、アルパカファーストな会場を作るべく設計事務所TABの西田さんが柵や出店用屋台を用意してくれ、会場の雰囲気も良くなりました。当日はボランティアで受付業務を引き受けてくれたシェアビル仲間のGOCCO.の皆さんや、アルパカクッキーを焼いて販売もしてくれたconeruさん、会場BGMを担当してくれたDJ、ST3さん、美味しいコーヒーを提供してくれた I am Iさん、香福屋さん、アルパカ製品の素晴らしさを伝えにきてくれたLOOP ALPACAさん、一緒にイベントをしてくれたおむすび博プロジェクトさん、大垣市さん、そして長野から本当に可愛いアルパカを連れてきてくださった八ヶ岳アルパカ牧場さんのご協力でアルパカグリーンチルが出来上がったんです。イベントが終わってからもずっとお礼ばかり言ってます。言い足りないぐらいです。
八ヶ岳アルパカ牧場のファンの方や、アルパカファンの方が集まってくれたのもとっても嬉しかったです。私のデザインしたTシャツやトレーナーを着てくださっている方もいて、本当にありがたいなあと思いました。

ー 大垣市の皆さん、そしてアルパカに携わる方々と作り上げたアルパカグリーンチルだったんですね。スタッフの皆さんもとても楽しそうに接客や作業をされていて、来場者としても居心地が良かったのを覚えています。sunokko designを着ている方、多かったですよね。アルパカに会いに行くのにsunokko designを身につけるのはアルパカファンの中では正装になりつつあるのではないでしょうか。

ー さて、大成功だったアルパカグリーンチル、次回もありますか?

なめみそ:次回は…どうでしょうね〜。大盛況だった、大成功だったねと言われて「大成功だったんだ、よかった〜。」と思う位当日は慌ただしかったので、もうちょっと落ち着いてから今後あるかどうかを考えていきます。ふれあい体験ができなかった方も多数いらっしゃって、そのあたりが心残りなんです。今後があったら、またアルパカとのんびり過ごせるような優しいゆるいイベント作りをしたいなと思います。

DATA:

ALPACA GREEN CHILL アルパカグリーンチル ※開催終了

2021年11月14日(日)に岐阜県大垣市で開催された日本初のアルパカイベント。
アルパカの居ない大垣市に住むアルパカ雑貨作家sunokko designが長野県八ヶ岳アルパカ牧場から2頭のアルパカを故郷に呼び、公園でふれあい体験やアルパカにまつわる雑貨やアルパカの毛のニット製品のお買い物やコーヒーなどの飲み物をテイクアウトで提供。「アルパカと公園でのんびり過ごす特別な時間」をコンセプトに、いつもの公園がちょっと特別なものになるという空間を作り上げた。

会場:大垣公園芝生広場(同時開催:おおがきクリエーターズパーク)
時間:10:00-15:00 入場無料 ふれあい体験1組500円(整理券配布)
主催:大垣タウンマネジメント
[公式WEBサイト]