2022年12月4日(日)に岐阜県大垣市で行われたアルパカイベント「アルパカグリーンチル」。大垣公園の芝生エリアには市内はもちろん県外からもアルパカ好きさんが集まるアルパカイベントとなりました。来場者数はおよそ1,000人となりました。
イベント企画をしたsunokko design(群れなす、アルパカ編集室運営)目線ではありますが、その模様をイベントのご説明を交えながらレポートしたいと思います。
アルパカグリーンチルってどんなイベント?
コンセプトは「公園にアルパカがやってくる!いつもの公園でいつもと”ちがう”特別な時間をのんびり過ごそう」。
大垣公園は駅から徒歩12分ほど、まちの中心市街地にあります。敷地内には大垣城があり、土日には公園で遊んだりベンチでおしゃべりしたりと市民憩いの場となっている公園です。そんないつもの公園にアルパカがひょっこりやってくることで、いつもと違う特別な時間を体験してほしい…そんな思いでイベントを企画しました。ちなみに大垣市にはアルパカはいません。
なぜ大垣市でアルパカイベントなのか?というと、企画者が大のアルパカ好き・アルパカのイラストを描き雑貨を作っているデザイナーだからです。
岐阜県では郡上市ひるがの高原「牧歌の里」さんに8頭のアルパカがいますが大垣市近郊ではなかなかアルパカと会うことができません。知っている動物だけど、実際に見たことがあるという人が少ない動物に当てはまると思います。そして実際に触れ合う体験というのは貴重です。アルパカが触れない施設も多いんです。
触ることにどうして重きをおいているかというと、アルパカの毛がそれはもうふわふわのモッフモフだからです。他の動物にはない、ちょっと稀な触り心地。これをどうしても体験して欲しいんです。
いつも雑貨販売でお世話になっている長野県の八ヶ岳アルパカ牧場さんにご相談して、2頭連れてきていただけることになりました。
アルパカグリーンチルとは、普段なかなか会えないアルパカを眺め・ふれあい、いつもの公園でチルな時間を過ごす…そんなイベントなのです。
「いつもの公園」としても機能できるよう会場は芝生広場の東側のみとし、西側では普段通り芝生で遊ぶ人々、遊具で遊ぶお子さんと公園を共有できるようにしました。
第2回はまちなかスクエアガーデンの12月の企画として
アルパカグリーンチルはアルパカを眺め、ふれあい、チルな時間を過ごす…。このコンセプトで2020年11月に第1回目を開催しました。アルパカを呼んでふれあいエリアをつくり、お知り合いに声をかけてカフェを出してもらい、アルパカグッズを販売するというシンプルな構造の第一回目でした。シンプルといっても、アルパカふれあいでのお約束を作ったり体験のフローを作ったりと大変ではありました。
故郷にアルパカを呼び、みんなに可愛いアルパカをみてもらって、そこでアルパカの雑貨を販売する…わたしの夢が叶いました。閉会時には来場者さんから拍手をもらって号泣するぐらい嬉しかった第一回目でした。
(第一回目のレポはこちらです。感謝しかなくてお礼しか言えてないレポです)
正直この1回で本当に満たされて…それに準備は大変だったし、2回目はなくてもいいかなと思っていました。実際、閉会時に号泣して周りの皆さんから「来年もやってねー!」と飛んできた声に普通なら「わかりました!来年も必ず!」とか返事するのに、泣きながら「それは分かりませんん〜…」って答えてしまうぐらいには準備は大変でした。
月日は過ぎて2022年の今年。大垣市は中心市街地をメインにあらたなイベントを月1回で開催していくことが決まりました。それが「まちなかスクエアガーデン(以下まちスク)」です。まちスクでは毎月大垣公園の芝生広場でさまざまな企画をしています。運営の方に「アルパカグリーンチルを今年もやろうよ」と言っていただき、悩みましたがみなさんのご期待に応えたいなと思い2回目を開催することとなりました。
アルパカのふれあいが大人気
イベント当日朝9時半から、ふれあいの整理券を配布しました。ふれあい整理券をもらって、お好きな時間を予約するシステムです。
8時半からお客様が並びはじめ、9時半の時点で会場いっぱいに整理券の行列が!
整理券は10時30分ごろに配布が終了しました。朝早くからたくさんの方に並んでいただき感謝です。
アルパカのふれあいは有料となっていて、10分間たっぷりアルパカと過ごすことができます。
密にならないよう、広くレイアウトしたふれあいエリアに入れる人数も制限していました。
アルパカの休憩タイムを取りながら、15時までたくさんの方にアルパカを触り、おやつをあげ、写真や動画をとったりと楽しんでいただきました。
イベントでは2頭のアルパカが八ヶ岳アルパカ牧場からやってきました。
さつきちゃんは大垣に来るのは2回目。成長し、すっかり大人のアルパカになったさつきちゃんは、落ち着いて自分のペースでくつろいでいました。
すずちゃんはさつきちゃんの妹で、姉妹揃って堂々たるふれあいのお仕事をしてくれました。途中からはお腹がいっぱいになっておやつを食べなくなっていましたが、それもご愛嬌ということで。
アルパカに初めて触ると、皆さん揃って「うわあ!ふわふわ!!」と声に出して驚きます。こればかりは触って体験してみないと分からない手触りなんです。
アルパカはもともと、羊のように毛を刈りその毛を利用してセーターなどの毛織物をつくるために飼育されている動物です。(日本では愛玩動物として飼育されています)アルパカがどんな動物なのか、どのような歴史があるのか、なぜ毛を刈るのか…アルパカに少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
アルパカグッズが大集合
2回目となれば、やはり前回よりは進化していたい。同じことを2回やってもつまらないじゃないですか。ではどうしようか…と一人で企画会議をしてみたところ「アルパカが目の前にいるところで、アルパカ好きな人に囲まれてお店を出すのはもうたまらないぐらい楽しかった」という経験から、この楽しさを他の方にも味わって欲しいと思いました。そこで、全国でアルパカ関係の作家さんや企業さんの出店を募集して、アルパカマーケットエリアを作ることに。期限の短い呼びかけにもかかわらず、当日お店を出して販売していただける出店者さんが6店舗、委託出店が4店舗集まりました。
アルパカなフードが楽しいカフェエリア
カフェエリアも前回からパワーアップ。大垣市内の飲食関係の皆さんが「アルパカでこれ作ったら面白いんじゃない?」と自らスイーツを考えて出店してくれました。
アルパカなワークショップも開催
アルパカを感じながらアルパカな体験ができる「アクティビティエリア」では、アルパカの知識も一緒に楽しめるアルパカヨガや、アルパカの動きを取り入れたオリジナルk-POPダンス教室、アルパカのイラストが入った枡コースター作りが開催されました。
アルパカについて学べる激ムズ・アルパカクイズ
楽しくアルパカについて深く知ってもらえたらと思い、アルパカクイズを10問つくりました。
全問正解するとメインビジュアルの缶バッジをプレゼント。
とにかく難しくしました。もちろんググってもOK!でも絶対検索では出てこない問題なので、やっぱり皆さん大苦戦。
クイズ担当のお兄さんお姉さんがとっても優しかったので、私だったら一人1回の挑戦にするのですが、何度もリトライOKにしてくれていました。
驚くほどの大盛況ぶりでした。みなさん、アルパカについて詳しくなってくれたでしょうか。
その隣には、(クイズのヒントにはならないけど)アルパカ豆知識や日本アルパカマップも展示しました。
皆さん公園で、アルパカと共にアルパカなチルな時間を過ごしていただけたようで今回も開催することができて本当によかったと思っています。
前回同様、たくさんの方に助けていただきました。
このイベントがきっかけでアルパカを大好きになってくれることを願っています。
DATA
アルパカグリーンチル ALPACA GREEN CHILL
開催日:2022年12月4日(日)終了しております
10:00-15:00 会場:大垣公園(岐阜県大垣市)
主催:まちなかスクエアガーデン (大垣市商店街振興組合連合会)
運営:一般社団法人大垣タウンマネジメント
企画:sunokko design
WEB site https://peraichi.com/landing_pages/view/alpacagreenchill/